対面・Webの幅広い営業体制を構築し、エンドユーザーにも働きかけたい。
全国に営業拠点10カ所・製造拠点7カ所を構えており、生産量や製造体制には自信があります。
防災や災害復旧といった短納期のニーズにも応えられるほか、
地域に合わせて種子配合を変更した特注品の製造なども臨機応変に行えます。
創業から65年以上の歴史があり、土木資材を総合的に販売するような
商社・販売店や法面工事業者を中心に、業界内での知名度はそれなりに高い方と思います。
ただ、2016年頃までの営業スタイルは商社等への対面営業にほぼ限られていて、
それ以外では自社サイトへの問い合わせがあれば対応する程度。
販売店の先にいる施工業者やコンサルタントなどへのアプローチをもっと強化したいと考えていました。
時代の流れもあって業績も徐々に伸び悩み、
「市場のニーズをより的確に捉えるため、エンドユーザーとの距離を縮めたい」
「そのためにはWebを活用した新しい販促施策や自社サイトの更新などに、
本腰を入れて取り組まなければ」と、方針がガラッと変わりました。
イプロスから声がかかったのはちょうどその頃。
新しいことを始めたい時期でしたし、説明を聞くとまさに"攻めのWebマーケティング"ができそうでしたので、
無料掲載は試さず最初から有料会員としての契約を決めました。
顧客に求められる資料を作成・配信し、未知のニーズを発掘。
導入当初の印象は「思ったより引き合いがあるな!」でした。
もちろん期待を込めて始めましたが、現場の営業としては「これまで普通に販売してきた製品に、今更誰も興味ないのでは、
「別のWebサイトを利用したところで何か変化があるのだろうか」という感覚があったんです。
しかし蓋を開けてみれば、狙っていた客層以外に緑化植物の研究者など今まで接点のなかった方からも多くの反響があり、
自分たちにとっては普通の製品でも、狭い世界の外から見ると新しい資材なのかもしれないと感じました。
2019年頃からは『特集コラム』や『トップコラム』を柱として営業戦略を練り、ターゲットや配布資料について更に深く検討。
単純に自社の製品カタログを配布するだけではなく、イプロスの担当者の助言をもとに事例集やハウツーなど、
"お役立ち資料"をフックとした『特集コラム』を配信してみたところ、それまでで一番の手応えがありました。
お客様がどのような資料を必要としているのか考えるきっかけになりましたし、
引き合い自体もたくさん得られ、このあたりが"Webマーケティングに取り組む意義"なのだろうと納得しました。
今後も新製品の周知など、時期やテーマに合わせて試行錯誤していきたいです。
自社メルマガで顧客とのつながりを継続。目に見えない効果を実感。
当社ではイプロスの『育成管理機能(メール配信機能)』を全面的に活用し、積極的に自社メルマガを配信しています。
一度つながったお客様との接点を持ち続けることはとても大事。
いつか法面緑化の悩みができたときに思い出してもらうのが理想ですが、
全てのお客様にそのタイミングまで継続して営業するのは人間だとかなり難しいですよね。
イプロスのメール配信機能なら、イプロスで獲得したリードを自動で取り込んで毎月一斉に配信可能。
システム化できるところが一番の魅力と思います。
イプロスの自動登録機能にも助けられつつ、何より社員がコツコツ名刺登録を重ねてくれたことで配信数も年々積み上がり、
現在は1万4000通ほどになっています。
お客様に楽しくお読みいただきたいとの想いから、淡々と製品を紹介するだけでなく、
個人名を出してプライベートな雑談を織り交ぜるなど内容も工夫しています。
実際に、歴代のメルマガ担当者ごとにファンがいると聞くほど読者の方に楽しんでいただけているようです。
個人的な話をしていることを差し引いても、「ロンタイ株式会社から毎月メールが来る」というだけ、
「ロンタイさん」と親しみを持ってもらえるかな、と。目に見えない効果を実感しています。
自社メルマガの反響がとてもいいので、そこで配信する新しいコンテンツの制作・改善にも一層力を入れていく予定。
イプロスとも相談しながら資料の見せ方などをもっと工夫したいです。
ある程度長く利用してきて、イプロス活用のノウハウがこれから生きてくる時期と考えています。
『トップコラム』の配信などでリードを集め、その情報をもとに自社メルマガを配信し、
お客様とのつながりを維持・発展させるサイクルを上手に回していきたいですね。
(記事の内容は2024年11月時点のものです)