決まった相手のところを回っているだけでは、いつか限界が来る。
会社全体としても言えることですが、特に電子制御ビジネスユニットでは取り扱い製品の種類・ジャンルが多岐にわたります。
一つ一つの製品にかけられる時間やコストは限られており、営業先もそれぞれ"決まった相手"に偏りがちでした
。
新しい分野への展開というと、展示会出展のほかは既存顧客からの伝手に頼るくらい。
飛び込み営業を行っていた時代もありましたが、なかなか人手を割けなくなりました。
持って回る先がある間はいいですが、どうしてもある程度で「回り切って」しまいますから頭打ちを避けるためにも新規顧客開拓は必須。いいやり方はないかと悩んでいました。
そんな折、「システム機械ビジネスユニット」という別部署がイプロスを使っていると知り、電子制御ビジネスユニットでも無料で始めてみることに。
手始めに食品業界向けの〈異物選別装置〉を登録して反応を探ったところ、思ったよりも多くの引き合いがあったため有料契約に切り替えました。
「そんな用途でも使えるのか」。自社製品について新たな発見があった。
イプロスの引き合いがあると、名刺情報と同時に「資料
DL
や問い合わせの目的」といったデータが得られるのがいいですね。
お客さんの生の声が聞けて、自分たちでは思いつかないニーズを発見できるのは魅力だと思います。
イプロスに掲載することで、今までのルートでは関わりがなかった業界からの反響がありました。
たとえば最初に登録した〈異物選別装置〉はカット野菜やドライ食品を扱う企業での採用を想定した製品でしたが、
製造系の企業からの引き合いを獲得。
工業系材料の選別に使いたいとのことで、
「こういうところに営業をかければいいのか」と参考になりました。
現在はイプロスサイトでも「食品業界向け」のほか「リサイクル・工業系材料向け」と銘打ったページを
別々に用意して〈異物選別装置〉を
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しています。
他にも、プラント、工場などの大規模な設備向けとして提供している〈遠隔監視システム〉に鉄道会社から問い合わせが入るなど、
予想外の分野での需要を知ることができたのは収穫ですね。
また、
イプロスは「多種多様な製品を個別に紹介できる
Web
サイト」として重宝しています。
もちろん自社サイトにも製品情報を掲載しているページがありますが、全ての製品を事細かに紹介するのは難しいので、
ピックアップして概要を載せているような状況です。
また、ビジネスユニットごとの裁量で内容を簡単に書き替えられないという事情もあります。
イプロスの製品ページであれば、社内で審査があるとはいえ基本的には問題なくすぐに掲載が可能。
ページの新設や修正、削除なども手軽に行えるので便利です。
まだまだ食品業界での知名度は低く、食品関連装置を取り扱いしているイメージがない中、
重厚長大なイメージの会社名の検索ではなかなかヒットしません。
一方イプロスサイトは
SEO
にも強く、一般的な
Web
検索でも上位に出てきますよね。
自社サイトでは大枠を紹介し、イプロスサイトではより詳細な内容を説明することでカタログの
DL
につなげられたらと考えています。
お客さんと長期にわたって良い関係を築いていきたい。
当社は「日立造船」から「カナデビア」への社名変更という、
会社にとって非常に大きな転機を迎えています。
これを機に、既に多くの方に知っていただいているものだけでなく、
我々が取り扱っている多種多様な製品を「カナデビア」という新たな社名と紐づけていきたいです。
効果的な
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のため、社名変更を目掛けて、カタログの見直しや製品ページの更新などを行っています。
イプロスの担当者もいつも熱心にアドバイスしてくれて、心強いです。
今後の目標としては、取引の規模の大小を問わず、5年10年と関係を続けられる"息の長い"お客さんを見つけたいですね。
これからも新しい製品ができたらどんどんイプロスサイトに載せていきますよ。
(記事の内容は2024年7月時点のものです)