もっと早く有料会員になっていたらなぁ、と後悔する出来事があった。
コロナ禍が大きく影響し、当社でもデジタルマーケティングを本格的に推進することになりました。
長年、いわゆる足で稼ぐ営業以外にはあまり手段を検討してきませんでしたから、大きな変化です。
インターネットでの営業活動に注力するとなり、すぐにイプロスの有料契約を決めました。
というのも、イプロスには効果があると確信していたからです。
2021年頃、長年無料で利用していたイプロスで気になる引き合いがありまして。
ただ、無料会員だと会社名は表示されるけれども、担当者の名前は分からないでしょう。
アプローチしたいけどなぁ、どうしようかなぁと思っている間に、他の会社が受注してしまったんです。
それが結構な金額の案件だったものですから、かなり悔やまれましてね。
そんな経緯もあって他のサービスには目もくれず契約しましたが、結果的によい判断だったと思います。
営業のヒット確率が上がる。リアルでのつながりも生まれる。
『SPメール』を数回配信して、いずれも反響はよかったです。
一番のメリットと感じているのは、営業のヒット確率が上がること。
メルマガに反応してくれる人は、つまり当社に興味を持ってくれたということですから、結果につながりやすいのも納得です。
実際、商談化したケースも多く、受注に至った案件も複数あります。
また、更なるビジネスチャンスの拡大につながるようなやり取りも生まれました。
たとえば、屋外用電源ボックス〈ALPHIoT POWER〉の「NETIS（新技術情報提供システム）」登録を実施したのは、『SPメール』をきっかけに商談を進めていた複数のお客様から登録状況について問い合わせがあったからです。
お客様の生の声が、商品のアピールポイントを強化する後押しになりました。
リアルの展示会の告知をした際に「イプロスを見て来た」という方がいたのも印象深いです。
イプロスのメルマガをきっかけに、お客様との対面の交流が生まれる...
デジタルとアナログの融合が図れるというのは魅力だなと思います。
デジタルマーケティングを推し進める一方、昔ながらの泥臭い営業も併せて行おうという、
当社では「泥デジ営業」と呼んでいる方針とも親和性が高いです。
商社として個性を発揮し、生き残りに勝負をかける。
引き合いにはイプロスの運用を担当している部署内で対応しており、
今後、イプロス専門の人材を増やしていく予定です。
また、当社では会員制サイトも運営しているのですが、様々な面でイプロスを参考にさせてもらっています。
社会の状況は刻々と変化し、我々のような商社の存在意義は揺らぎかけているのが現状。
生き残りをかけて、商社だからできることを突き詰め、個性を発揮していかなければなりません。
特に新規顧客の開拓にはデジタルマーケティングの推進は必要不可欠。
少々大げさな言い方になりますが、
我が社の将来はイプロスをどれだけ活用できるかにかかっている、くらいに思っていますよ。
（記事の内容は2023年8月時点のものです）
