お互いに存在を認識できない...!エンドユーザーとの距離の遠さが課題。
「アキレスは靴の会社でしょ」と言われることは多いです。
しかし、シューズ・プラスチック・産業資材の3部門のうち売上が最も多いのはプラスチック部門で、全体の約半分を占めます。
実は"素材の会社"なんですよ。
化成品事業部はそのプラスチック部門の中にあり、様々な業界で材料として活躍する軟質フィルム製品の製造販売を
手掛けています。フィルム以外にも、床材、壁紙、車のシート材、ソファやクッションの中材になるウレタンなど、
誰もが朝起きてから寝るまでに必ずどこかで触れていると言っても過言ではないほど、
世の中の色々なところにアキレスの素材が使われています。
また、災害時には、救助用ボートやテントなどでもお役に立っています。
フィルムはそのような最終財の生産過程で用いられる中間財ですから、 注目を集めにくいもの。最終財になってしまうと、当社にとっての 真のエンドユーザーも、アキレスの素材が使われていることを 意識されていないこともよくあります。 さらにお客様が我々を意識していないだけでなく、 当社からも代理店や加工業者などを挟んだ先で実際にフィルムを 使っているのが誰なのか、把握するのが難しい状況もありました。
2009年、営業・販促活動のデジタル化を進める中でイプロスを導入した背景には、このようなエンドユーザーとの距離の遠さに対する課題感があったと思います。
恒常的に引き合いが発生。代理店の向こう側にいる顧客との接点を創出。
当事業部ではイプロスを活用することで、 代理店の「先の先の先」くらい遠くのお客様にも直接情報が届くようになった実感があります。 会社全体の情報発信を担う自社サイトには掲載しにくい詳細な情報を載せる場所として 『イプロスサイト』は使い勝手がいいですね。『トップコラム』を打ったときの反響の大きさもさることながら、 平常時にもコンスタントに引き合いが発生。最初にしっかりページを作り込んでおけば、 忙しくて手を入れられなくても一定の成果が出るところを特に評価しています。
イプロス経由で商談が進んだ場合も最終的にはいずれかの販売代理店を紹介しますが、 お互いに存在を確認し合えるようになったのは良い変化。 我々が知らなかったフィルムの使い道など新たな発見もありました。
イプロスでは「アキレス ○○」という指名検索ではなく、 工場の虫除け、雨漏り、遮熱など、季節的な困りごとのキーワード検索で入ってくる方が多いです。 何十年も売り続けているスタンダードな製品の資料が落とされるたび、 今まで取り込めなかった層が初めて見てくれていると感じます。 キーワードは製品ページを作るときにも意識的に盛り込んでいますよ。
フィルム業界のトップランナーとして、時代を切り開いていきたい。
8つの事業部ごとに商材も客層も全く違うことで、事業部同士の横のつながりが希薄になりがちで、 それぞれの技術や動向、顧客情報などを共有することは一つの課題でした。 全社的にまとまった情報発信の場を設けようと、2013年からは自社展示会を開催しています。 自社展示会を通じて、社内の横のパイプも育ってきました。 顧客の生の声が聞ける展示会は重要ですから、当事業部では最近久々に外部の展示会に出展しました。 特にまだ市場に出ていない開発品について、最も売れる"需要の中心"を探るために多くの人の意向をヒアリング。 「規格の中心はどこに設定しよう」「何タイプ揃えよう」など上市に向けた検討の参考になりました。 新製品ができあがった暁には『トップコラム』で大々的に宣伝したいです。
営業・販促活動のデジタル化を進めたことで、展示会に出展する目的にも変化がありました。 昔は直接的に「物を売る」ためでしたが、今は「困っていることを聞く」「新しいものづくりのヒントを得る」方がメインに。 インターネット上にカタログを黙って置いておけば探してもらえるようになったことと無関係ではないでしょう。
今後力を入れていきたいのは、環境配慮型製品の訴求です。 こういったものは基本的に、環境負荷低減以外の性能・機能は変わらず値段が上がることになりやすく、 意義は理解できても「実際に買うか?」というと悩みどころですよね。 特に我々の製品には、目に見える変化がないのも苦しいところです。 しかし、「フィルム業界のトップランナーとして、最初に作っておかないといけない」。 何事も一番先にやっていこうという気概を持って、既に開発が進んでいる製品が複数あります。 お客様とのギャップを埋めるため、環境配慮型製品を採用するメリットや 特長を伝える啓蒙活動のような意味合いでもイプロスを活用していきたいです。
(記事の内容は2024年11月時点のものです)