はじめに
SaaS企業にとって、展示会は新規リードの獲得や顧客との初めての接点を作る大切な機会です。
しかし、展示会は短期間のイベントであるため、限られた時間の中で多くのリードを獲得しても、
その後のフォローアップが遅れたり途切れたりすると、せっかくの商談機会を逃してしまうリスクがあります。
そこで注目されているのがウェビナーの活用です。
ウェビナーはオンラインでリアルタイムに情報を提供し、参加者と双方向のコミュニケーションを図れるため、
展示会で得たリードの関心を深め、継続的な接点を持つのに非常に適しています。
本記事では、展示会とウェビナーを効果的に連携させることで、
SaaS企業がリードの興味を持続させながら商談接点を継続し、
効率的に商談パイプラインを拡大する方法について、具体的かつ実践的に解説します。
営業・マーケティング担当者の皆さまが、より高い成果を目指すための実践的な知見としてぜひご活用ください。
目次
1.展示会とウェビナー連携のメリットとは
展示会とウェビナーは、それぞれ異なる特徴を持つマーケティング手法ですが、
これらを効果的に組み合わせることで、単独で行うよりも大きな相乗効果を生み出すことが可能です。
まずは、両者を連携させることにより得られる主なメリットについて詳しく解説します。
■ 展示会の限界を補完できる
展示会では、直接対面で顧客と接し商談の機会を得られるという強みがあります。
しかしながら、開催期間や物理的なスペース、スタッフ数などの制約から、
一人ひとりのリードと深く関わる時間が限られてしまうのが現実です。
一方でウェビナーは、オンライン上で多数の参加者に対して時間や場所の制約を受けずに情報提供ができるため、
展示会で接触したリードをより深く掘り下げ、理解を促進するのに非常に適しています。
こうしたオンラインとオフラインの特性を補完し合うことで、より効率的なリード育成が可能になります。
■ 商談接点を継続的に持てる
展示会はイベントという性質上、一時的な接点にとどまりがちで、終了後にリードの関心が薄れることも少なくありません。
しかし、展示会後にウェビナーを活用して定期的に有益な情報を提供し続けることで、
リードとのコミュニケーションを途切れさせずに継続できます。
これにより、顧客の購買意欲を維持し、商談化への確率を高めることが可能となるため、
商談パイプラインの質と量の双方を向上させることにつながります。
■ 効率的なリード育成が可能
ウェビナーの特徴は、参加者の反応や質問、アンケート結果などをリアルタイムで把握できることです。
これにより、リードが何に興味を持っているのか、どのような課題を抱えているのかを正確に把握できます。
その情報をもとに、参加者一人ひとりに合わせた内容でフォローアップができるため、
リードの興味を段階的に深めながら購買意欲を高めていくナーチャリングが非常に効果的に行えます。
■ オンラインの特性を活かしたデータ活用
ウェビナーでは参加者の視聴時間、発言や質問内容、アンケート回答など詳細な行動データを取得できます。
このデータを分析することで、リードの関心度や購買ステージを把握し、
営業活動においてより効果的なアプローチを計画できます。
データに基づくアプローチは営業の効率を大幅に改善し、成約率向上に貢献します。
■ コスト効率の向上
展示会は会場費や人件費など多くのコストがかかるため、予算面での負担が大きいことが課題です。
一方で、ウェビナーは低コストで開催できることが多く、何度も繰り返し実施できるメリットがあります。
これらを組み合わせることで、限られた予算の中でリード獲得から育成までを効率的に進めることができ、
全体として投資対効果が高まるのです。
このように、展示会とウェビナーの連携は、それぞれの強みを活かしつつ弱みを補い合うことで、
SaaS企業の営業活動において商談接点を持続的に創出し、
効率的なリード育成と成約率向上を実現するための非常に有効な戦略となります。
2. 展示会とウェビナー連携の実践ステップ
展示会とウェビナーを効果的に連携させるためには、単にイベントを並行して実施するのではなく、
一連の流れを計画的に設計し、リード育成と商談化を段階的に進めることが重要です。
この章では、SaaS企業が展示会後のウェビナー連携を成功させるための
具体的な実践ステップについて、わかりやすく解説します。
■ 展示会前のウェビナー告知と期待醸成
展示会開催前からウェビナーの案内を行い、潜在顧客の関心を高めておくことが効果的です。
展示会参加者に対して事前にウェビナーの日時や内容を告知し、
関心を持ってもらうことで、展示会とウェビナーの接点をスムーズに繋げられます。
■ 展示会でのリード獲得と即時フォロー
展示会では質の高いリード獲得を目指し、名刺交換やアンケートを通じて具体的な課題やニーズを把握します。
獲得したリードにはできるだけ早く(理想は3営業日以内に)お礼の連絡とウェビナーへの参加案内を送ることで、
リードの関心を途切れさせず次のステップへつなげます。
■ ウェビナー開催での双方向コミュニケーション
ウェビナーでは参加者の質問や反応をリアルタイムで拾い上げ、個別フォローに活かします。
質疑応答の時間を設けることで参加者の関心を引きつけ、商談化の可能性を高めることができます。
■ ウェビナー後のフォローアップ強化
ウェビナー終了後は、参加者の行動データや質問内容をもとにリードを分析し、
関心の高いリードには個別に詳細な提案やデモの案内を行います。
こうしたフォローアップが商談成立の鍵となります。
■ 継続的なウェビナー実施によるリード育成
単発のウェビナーにとどまらず、定期的な開催でリードとの接点を継続的に持ち、
段階的な情報提供と関係構築を進めます。
これにより、購買意欲が成熟したタイミングで商談化しやすくなります。
以上のステップを計画的に実践することで、展示会とウェビナーの相乗効果を最大化し、
SaaS企業の商談パイプラインを着実に拡大できます。
3. リード管理とデータ活用のポイント
展示会とウェビナーを連携させることで多くのリードを獲得できますが、
獲得したリードを効果的に管理し、商談につなげるためには適切なリード管理体制とデータ活用が欠かせません。
この章では、そのポイントについて詳しく解説します。
■ CRMシステムの活用とリード一元管理
展示会とウェビナーで得たリード情報は、CRM(顧客関係管理)システムに一元管理しましょう。
リードの連絡先だけでなく、展示会での接触内容やウェビナーでの参加履歴、
質問内容など詳細情報を記録することで、営業とマーケティング間の情報共有がスムーズになります。
■ リードのスコアリングと優先順位付け
リードの関心度や購買意欲を見極めるためにスコアリングを導入します。
例えば、ウェビナー参加の有無、視聴時間、質問の質や数、展示会での反応などを点数化し、
スコアの高いリードを優先的に営業アプローチすることで効率的に商談化を進められます。
■ 行動データに基づくパーソナライズドアプローチ
ウェビナー参加者の行動履歴やアンケート回答を分析し、
個々のリードに合わせたパーソナライズドなフォローアップを行います。
例えば、特定の課題に関心が強いリードには関連資料を送付し、興味を引き続き高める施策が効果的です。
■ マーケティングオートメーション(MA)ツールの連携
CRMとMAツールを連携させることで、リードの状態に応じた自動メール配信やナーチャリング施策を展開可能です。
これにより、営業リソースを集中させるべきリードを効率的に見極められます。
■ 定期的な効果測定と改善
リード管理施策の効果は、商談化率や成約率、
メール開封率などのKPIを用いて定期的に評価し、改善を繰り返すことが重要です。
データに基づく改善活動が、継続的な成果向上に繋がります。
適切なリード管理とデータ活用により、展示会とウェビナーの連携効果を最大限に引き出し、
SaaS企業の商談パイプラインの質と量を高めることができます。
4. ウェビナー企画で押さえるべきポイント
5. 展示会×ウェビナー連携におけるチーム体制と役割分担
6. まとめ
展示会とウェビナーの連携は、SaaS企業が効率的かつ効果的にリードを獲得・育成し、
商談接点を継続的に持つための強力な戦略です。
本記事で解説した方法を実践することで、展示会の時間的・物理的制約を補いながら、
ウェビナーのオンライン特性を活かし、商談パイプラインを大きく拡大できます。
▷ 展示会×ウェビナー連携術で
SaaS企業の商談接点を継続させる方法の要点まとめ■ 展示会とウェビナーを連携させることで、相互の強みを活かし効果的なリード育成を実現する。
■ 展示会後のウェビナーで商談接点を継続し、購買意欲を高める。
■ リード管理はCRMやMAツールを活用し、スコアリングやパーソナライズド対応で効率化する。 ■ ウェビナーの参加データを活用し、データドリブンな営業アプローチを行う。
■ 営業、マーケティング、カスタマーサクセスが連携した体制を構築し、対応の抜け漏れを防ぐ。
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