SEOの観点から製品ページを見直してみよう~キーワード・コンテンツ編~|イプロスブログ
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2017.10.27
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SEOの観点から製品ページを見直してみよう~キーワード・コンテンツ編~
検索エンジン最適化(SEO)のポイントは、キーワードのプランニング、キーワードに適合したコンテンツ作成、被リンクの増強、内部施策の4点です。今回は、製品ページの改善を例に、キーワードプランニングと、それに合わせたコンテンツ作成を解説します。(SEO対策について、よく分からないという人は、まずは「そもそも、検索エンジンとは?SEO対策のポイントとは?」を見てください。)
1. 見直す製品ページを選ぶ
まずは、改善したい製品ページをいくつか選んでください。自社のWebサイトでも、イプロス製造業などの外部のデータベースサイトでも、どちらでも構いません。初心者の人は、やってみることが大事です。最近作った製品ページや、思い入れのある製品ページを、選ぶことをおすすめします。Webサイトの分析をかじったことのある人であれば、よく見られている製品ページを選んでみましょう。良くも悪くも、手を打った結果が早めに分かります。
製品ページのタイトルは、どうなっていますか? 一般的には、ページの上部で、一番目立つように記載されているテキストです。厳密にいうと、htmlのコードで<title>と</title>の間に設定されているフレーズです。製品名のコピー&ペーストでは、とてももったいない状況です!
2. キーワードプランニングの方法
現状の製品ページのタイトルを確認したところで、キーワードを見直し、再選定していきます。とはいえ、最初からキーワードを考えるのではなく、その製品に興味を持ってくれそうな見込み客をイメージします。BtoBビジネスにおいては、業種、職種、役職、具体的な業務、現状抱えている課題などを想定しておきます。そして、自分が、その見込み客だったら、どんな言葉を検索エンジンに入力して、製品を探すか想像を膨らませてみましょう。
検索エンジンに入力する言葉が、SEO対策におけるキーワードです。最近は、1つの単語で製品探しが完結する場合は、ほとんどありません。ここで押さえておきたいのが、メインキーワードとサブキーワードという考え方です。製品を探す場合は、メインキーワードは製品名、サブキーワードは製品の特徴を表し、絞り込むための言葉になります。メインの製品名は、誰もがその製品を探すときに使う一般的な製品名です。自社独特の製品名称ではないことに注意します。サブキーワードは、簡単なものでは製品の種類や仕様、材料などから、安いなどのメリットまでさまざまです。非常に広いので、「Aという特徴や機能のBという製品がほしい」というように、見込み客の心理を推察することが重要になってきます。
このようにして、キーワード、正確には検索エンジンに一緒に入力するキーワードの組み合わせを考えていきます。たくさん出てきても大丈夫です。絞り込んでいく方法があります。絞り込む観点は、そのキーワードで検索をする人が何人いるかということです。
これをチェックするのに、Google AdWordsというWeb広告運用サービスの1つのツール、キーワードプランナーを活用することができます。まずは、Google AdWordsにログイン(要アカウント登録・無料)し、右上の3つの点が縦に並んだメニューボタンをクリックし、[キーワードプランナー]を選びます。その後、[検索ボリュームと傾向を取得]をクリックすると、ボックスが表示されるので、先ほど考えたキーワードを入力します。そうすると、月間平均検索ボリューム、競合性、平均クリック単価が表示されます。(Google AdWordsの広告を出稿していない、もしくはあまり広告予算を使っていない場合は、月間平均検索ボリュームの情報が「0」「1~100」「100~1000」「1000~1万」「1万~10万」などと、幅を持った数値が表示されます。)組み合わせるキーワード数を欲張りすぎても、検索ボリューム数はゼロになります。最も月間平均検索ボリュームが多い、キーワードは、どれでしたか? それが、SEO対策として、製品ページに反映していきたいキーワードです。
(引用:Google AdWords キーワードプランナー画面)
3. キーワードに適合したコンテンツ作成
キーワードを選定したら、現在の製品ページの手直しをしていきます。ここで思い出してほしいのが、検索エンジンサービスは、価値のあると判断したWebサイトを、検索結果でより上位に表示するということです。価値のある製品ページを作っていく意識を持ちましょう。
要素として重要なのは、製品ページのタイトルです。ここに、ぜひ、2つ以上のキーワードを含めた分かりやすい製品ページタイトルを付けてください。キーワードをより前方に配置するためにキャッチコピーは、タイトル末尾に付けるか、タイトルではないところに記載します。
タイトルが決まれば、製品ページでは、写真と文章でその内容を詳しく記載します。写真も見栄えがいいものや分かりやすいものがいいですし、タイトルに入れることができなかったキーワードを入れておくようにします。
ここで、避けたいのは、タイトルのみが違う、同じ写真、同じ文章のページをたくさん作ることです。以前はページを作れば作るほど、検索エンジン経由で訪問してくれる人が増え、効果がある施策でした。ただ、現在は効果がないばかりか、Googleの検索エンジンにコンテンツ重複と見なされ、ページやWebサイトの評価が下がります。もし、このような製品ページを持っていれば、早めに対策を打ってください。ページを物理的に集約するか、自社Webサイトであれば、どのページを正とするか伝えるcanonicalの情報をhtmlコードに埋め込みます。
4. やり方が分かったら、あとは実践あるのみ!
今回説明したようなキーワードプランニングや、コンテンツ作成を繰り返していけば、製品ページは少しずつよくなり、見込み客をより集められるようになっていくでしょう。一度手を打ったからといって、終わりではありません。Webや製品の技術も進化していきますし、競合他社も対策を打つはずなので、先手先手で改善を進めていきたいものです。製品ページを魅力的なものにして、たくさんの人を呼び込みましょう!
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