広告・イベント業界では、どれだけ優れた企画であっても、ユーザーに意図が正しく伝わらなければ成果につながりません。
そのために重要なのが、情報の「伝え方」を整えるトンマナ(トーンアンドマナー)です。
広告コピー、ビジュアル、音声、配色、フォント、話し方に至るまで、一貫した表現を貫くことで、
企業やブランドのイメージは明確になり、ターゲットに共感されやすくなります。
とくにSNS時代の今、あらゆる接点での「表現のブレ」がブランドの信頼性を損なう要因にもなりかねません。
本記事では、トンマナの定義と役割、広告・イベント業における活用の実際、
統一のポイント、そして今後の展望について解説していきます。
トンマナ(トーンアンドマナー)とは何か
トンマナとは、「Tone(トーン=調子)」と「Manner(マナー=作法)」を組み合わせた言葉で、
企業やブランドが発信するメッセージや表現のスタイルを一貫させるための概念です。
たとえば、親しみやすい口調なのか、格式の高い言葉遣いなのか、色彩は鮮やかか落ち着いているか、
写真は実写かイラストか、などの判断を通じて、ブランドの「らしさ」を視覚的・言語的に統一する役割を担います。
広告だけでなく、Webサイト、SNS、パンフレット、イベントの装飾、スタッフの対応まで、
あらゆるタッチポイントで同じトーンを保つことで、ユーザーに安心感と信頼感を与えることができます。
広告・イベント業におけるトンマナの重要性
① ブランドの世界観を一貫して伝えるため
広告やイベントでは、複数の媒体やチャネルで情報を発信するため、
統一感がなければ受け手の印象がバラバラになってしまいます。
トンマナを定めておけば、どの媒体でも同じブランドイメージを伝えることができ、ユーザーに強く印象づけられます。
② チーム間の制作物にズレが出にくくなる
広告・イベント業では、デザイナー、コピーライター、プランナー、営業など、複数の人が関わることが一般的です。
トンマナが定義されていれば、全員が共通の指針をもって制作にあたることができ、品質や表現のばらつきを抑えることができます。
③ イベント参加者の安心感や没入感を高める
イベントの空間演出においても、会場装飾や案内ツール、
司会進行、ノベルティに至るまでトンマナを意識することで、来場者に一貫した体験を提供できます。
これにより、イベント全体の満足度やブランディング効果が向上します。
トンマナの設計と整備のポイント
① 目的とターゲットに合わせて定義する
トンマナを設計する際は、まず「誰に」「何を」「どのように伝えたいか」を明確にします。
ターゲットの年齢層、嗜好、ライフスタイルを分析し、それに合った言葉遣いやビジュアルを選定することが第一歩となります。
② ルールブック(ガイドライン)を作成する
ブランドガイドラインやトンマナガイドを作成し、具体的な使用例を明示することが推奨されます。
たとえば、OKな表現・NGな表現、使用できるフォント、
配色コード、ビジュアルのトーン、SNS投稿例などを記載しておくと、運用時のブレを防げます。
③ 定期的な見直しとアップデートを行う
社会の価値観やメディアのトレンドは変化します。数年前には適切だった表現が、今では誤解を招く可能性もあります。
定期的にトンマナの内容を見直し、時代に合わせたアップデートを行うことが大切です。
実際の活用場面とトンマナの効果
① 広告キャンペーンでのメッセージ統一
一連の広告キャンペーンにおいて、テレビCM、SNS広告、屋外ポスター、
Webバナーなどに共通のトンマナがあることで、キャンペーン全体の印象が統一され、メッセージの浸透度が高まります。
② 展示会やセミナーでの空間演出
展示ブースや会場内のデザイン、配布資料のトーン、プレゼンテーション資料、
登壇者の言葉遣いなどを整えることで、来場者に「このブランドは統一感がある」と感じてもらえます。
結果として、記憶に残りやすくなります。
③ SNSや動画コンテンツでの継続的発信
SNS投稿や動画制作においても、投稿文のテンション、絵文字の使い方、サムネイルの色合い、
語り口などに一貫性があることで、フォロワーが安心してコンテンツに触れ続けることができます。
トンマナ運用の注意点と陥りやすい課題
① 形式ばかりにとらわれて柔軟性を失う
トンマナを厳格に守りすぎると、状況に応じた表現の柔軟さが失われてしまう恐れがあります。
たとえば、緊急告知や限定キャンペーンなどの際には、従来のトーンを崩してでも訴求力を優先すべき場面もあります。
ルールの中に「例外対応」も設けておくと安心です。
② 現場と共有されず形骸化する
せっかくトンマナを設計しても、関係者に周知されていなければ機能しません。
新人教育や制作発注時の共有、社内ポータルでの公開など、運用体制の構築が必要です。
③ 外部パートナーとのズレを防ぐ工夫
広告・イベント業では、外部の制作会社やパートナーと連携する機会が多いため、トンマナの共有が欠かせません。
発注時にガイドラインを添付し、初回の打ち合わせで方向性を確認するなどの工夫が効果的です。
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