機械構造を支える部品|機械設計の基礎知識5

機械設計の基礎知識
著者:関東学院大学 理工学部 機械学系 専任講師 西田 麻美

前回は、機械製図とその重要性について学びました。今回は機械要素と、機械構造を構成する部品について学びましょう。

第5回「機械構造を支える部品」を解説していきます。

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1. 機械要素の規格化

機械を構成する多くの部品の中で、機種や用途に関係なく共通した機能を果たす基本的な部品を、機械要素といいます。一般的に機械要素は、単独で使用されることはなく、機械に組み込まれることで優れた機能を発揮します。

機械要素の大半は日本工業規格(JIS)などで規格化されていて、品質・大きさ・形状などの標準を満たしています。規格化された部品は低コストで大量生産されるため、さまざまな販売チャネルで安く購入できます。機械要素を探す手段は、機械要素専門メーカーのカタログやウェブサイトなどがあります。選定時には機械要素の規格を調べ、欲しいスペックを満たしているか調べましょう。規格化された機械要素の利用には、以下のメリットがあります。

・利便性や互換性の確保
・コストダウン
・開発のスピードアップ
・安全の保持
・環境保全への配慮

2. 機械要素の種類

機械要素は用途や機能によって、結合要素・密封要素・案内要素・緩衝要素・動力伝達要素の5つに分類されます。結合要素・密封要素・案内要素・緩衝要素は、機械の構造を構成し、構造設計に用いられます。一方、動力伝達要素は機械の運動に関する要素で、機構設計に用いられます。機械の機能や用途に応じて、最適な機械要素を選択することが、機械の信頼性や生産性を高めるための重要なポイントです。今回は機械の構造を構成する4 つの要素(表1)を取り上げ、動力伝達要素については次回説明します。

機械の構造を構成する要素
表1:機械の構造を構成する要素

3. 機械構造を構成する部品

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全8回で下記の内容を解説しています。

  • 第1回 機械設計とは
  • 第2回 機械設計のプロセス
  • 第3回 機械設計に必要なスキルと知識
  • 第4回 機械製図の3つの役割
  • 第5回 機械構造を支える部品
  • 第6回 機械の運動に関わる動力伝達要素
  • 第7回 メカトロニクスを支える部品
  • 第8回 機械設計に関する規格とリスクマネジメント

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