前回は、ドローンとヘリコプターの違いを紹介しました。今回は、ドローンの構成要素について解説します。前回、説明したように、ドローンの構造はヘリコプターに比べて、機械的には簡単なものになっています。その一方で、ドローンでは電子的な制御が多用されるために、電気や電子的な構造については複雑になっているともいえます。そこで、基本的な4枚ロータ式ドローン(クワッド・コプター)を例にとって、その構成要素を解説していきます。
第2回「ドローンの構成要素」を解説していきます。
第2回もくじ
1. ドローンを構成するもの
ドローンにはいくつか形状があります。図1に4枚ロータの構成要素を示します。1つのロータ(回転翼)は1つのモータで駆動され、モータはESC(スピードコントローラ)で駆動されます。仮に、これが6枚ロータのもの(ヘキサ・コプター)になった場合には、ESC + モータ + ロータの組み合わせが6セット必要になります。
この図の中に書かれていない、重要な構成要素が一つあります。それは機体そのもので、ドローンでは、フレームと呼ばれることが多いものです。フレームは、図に示した構成要素を全て搭載し、ドローンの物理的な形を作るものです。フレームについては、次回、詳しく説明します。
ここでは理解しやすくするために、ドローンの構成要素を分解して描いています。個別に材料をそろえてドローンを作る場合には、個々の部品として購入できます。また、部品の種類によっては、FC(フライトコントローラ)とESCを一体化したものや、FC、ESC、受信機を一体化したものもあります。メーカー製のドローンでは、基板上に一体化して搭載しているものが多いです。
2. 各要素の概要
全6回で下記の内容を解説しています。
- 第1回 ドローンとヘリコプターの違い
- 第2回 ドローンの構成要素
- 第3回 ドローンのフレーム
- 第4回 ロータとは
- 第5回 駆動系
- 第6回 制御系