場所・素材の知識|掃除学の基礎知識3

掃除学の基礎知識
著者:クリーンプロデューサー 兼 ベスト株式会社 代表取締役 植木 照夫

前回は、掃除の方程式における現状分析「どんな汚れ?」を説明しました。今回は、現状の分析を行うための場所・素材の知識について解説します。掃除の方程式は、掃除方法決定=現状分析 × 作業法となります。現状分析では「どんな汚れ?」の次に、汚れが付く場所や素材を分析する「どこに?」を行います。

第3回「場所・素材の知識 」を解説していきます。

基礎知識DL

1. 場所・素材の分析手順概要

掃除方法の決定では、汚れが付着している場所や素材の種類、化学的性質および物理的性質など、「どこに?」に当たる、場所の情報や素材の知識が必要となります。汚れを除去するとき、「どこに?」を知ることで汚れが落としやすくなり、素材へのダメージも軽減できます。

掃除の方程式における「どこに?」とは、掃除対象となる場所と、汚れが付着している素材に分類できます。分析項目は、大きく4 つに分けられます。1 つめは、場所の情報分析。2 つめは、素材の種類と使用部位。3 つめは、耐水性・耐洗剤性などの化学的性質。4 つめは、表面形状・硬度や吸水性・吸湿性など物理的性質です。図 1 は場所・素材の分析手順をフローチャートで表したものです。各項目の分析手順を解説します。

場所・素材の分析手順フローチャート
図1:場所・素材の分析手順フローチャート

2. 場所の情報

掃除の対象となる場所の情報によって、汚れ付着のプロセスが理解しやすくなります。掃除対象とする場所は、建物の室外なのか室内なのか。さらにその中のどこを掃除するのか。掃除場所の地域や周辺情報など、視野を広げていくとその情報量は多くなります。まずは、汚れの付着している素材はどんな場所にあるのかなど、目に見える身近な情報から集めると分かりやすくなります。

掃除対象となる場所が特定できている場合、掃除の方程式の現状分析に当たる「どこに?」に対する知識として、掃除方法を調べることができます。住まいの場所で例を挙げると、キッチン、バスルーム、トイレ、バルコニーなど、掃除対象となる場所が分かれば、その掃除方法について本やインターネットで調べられます。

3. 素材の種類と使用部位

4. 化学的性質

5. 物理的性質

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全7回で下記の内容を解説しています。

  • 第1回 掃除理論と方程式
  • 第2回 汚れの知識
  • 第3回 場所・素材の知識
  • 第4回 掃除用具の知識
  • 第5回 洗剤の知識
  • 第6回 作業方法の知識
  • 第7回 予防の知識と掃除が楽になる法則

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